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損益分岐点の計算

外貨預金を始める前に

重要なのは預け入れと解約のタイミング

 外貨預金は、換金時の為替レートによって、利益が膨らむ場合も損をする場合もあります。一体為替レートがいくらの時に利益も損失も出なくなるのかが気になるところですが、利益も損失も出ない為替相場のことを損益分岐点レートと呼んでいます。

外貨預金を始める前に必ず損益分岐点レートを計算しておきましょう。
たとえは、金利4%、預け入れ期間6ヶ月の米ドル建て定期預金に100万円預け入れるとします預け入れ時の為替レート(TTS)が1ドル125円とすると 100万円は8,000ドルに相当します。8,000ドルを6ヶ月間預けると利息が160ドルつきます。ただし利息は20%の源泉分離課税になりますからその8割に当たる128ドルが受取利息です。したがって、満期時の受取金額はドルベースで8,128ドルになります。円ベースの受取金額が預け入れ金額の100万円と一致する為替レート(TTB)が損益分岐点レートです。TTBが100万円を8128ドルで割った123.03円なら利益も損失もなく、預けた100万円が戻ってくることになります。満期日のドルベースでの受取金額がわかれば、円ベースの利回り目標を達成できる為替レートを計算することができます。たとえば、目標金額を105万円にすると、受取り時のTTBは129.18円、目標金額が110万円なら同じくTTBは135.33円になります。預け入れ時のTTSよりも満期時のTTBがそれぞれ4.18円、10.33円と、円安になっていれば、この目標値を達成できます。問題なのは、満期日より前に目標受取額を達成する為替レートになったときです。為替相場は変動しますから、満期日ときには損益分岐点を割り込むかもしれません。といっても、定期預金の中途解約は原則不可。できたとしても、金利は普通預金並み、あるいはゼロになる場合もあるようです。

外貨預金は預け入れと解約のタイミングが非常に重要です。チャンスを逃さないためには、定期なら短期のものにするか、普通預金のように満期のないものを選ぶという方法が考えられます。短期のものを選び、満期日までに目標に達しなかったら、継続すればよいのです。外貨定期預金を選ぶときには、必ず中途解約の可否を確認してください。そして、中途解約が可能な場合の条件を把握しておきましょう。

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